花粉症の薬や風邪薬は睡眠薬の代わりになる?
不眠症で眠れない夜を過ごしている人は、睡眠薬に頼ってしまう人もいるでしょう。
しかし、睡眠薬は依存性が高く副作用も強い薬です。
睡眠薬に頼ってしまうと、どんどん状態が悪循環していく怖い薬なんです。
最悪、記憶障害を起こすこともあります。
服用を続けると夜中、自分がなにをしたのかどこに行ったのかも記憶していないという、恐ろしい症状を引き起こす危険性があります。
そうならないためにも、ここではできるだけ睡眠薬に頼らないで眠れる方法を、紹介したいと思います。
花粉症の薬、風邪薬は睡眠薬の代わりになる?
よく、薬の箱の裏に「薬を服用した後は車の運転を控えてください」という注意書きが書かれていますよね。
これは、その薬を飲むことで眠くなることがあるからなのですが、花粉症の薬や風邪薬にもこういった眠くなる作用があります。
花粉症の薬や風邪薬には、ヒスタミンの活動を抑える抗ヒスタミン剤という成分が入っています。
この成分が眠くなる原因です。
花粉症の人や風邪で鼻水やくしゃみがでる人は、ヒスタミンが分泌されることで、そういった症状がでます。
そこへ、抗ヒスタミン剤を投与しヒスタミンの分泌、活動を抑えることで、症状が緩和されるという仕組みです。
しかし、抗ヒスタミン剤は、脳の活動も抑制する作用があり、これが抗ヒスタミン剤が入った薬で眠くなる理由です。
そして、抗ヒスタミン剤は、睡眠薬の中にメインで入っている成分なのです。
このように花粉症の薬や風邪薬は、睡眠薬ほどの量ではないですが、抗ヒスタミン剤が入っています。
だから、睡眠薬の代わりとしての効果はあると言えます。
ただ、花粉症でもないのに花粉症の薬を飲むというのは、あまりおすすめできる使い方とは言えませんね。
薬に頼らないで眠れる方法
もちろん花粉症の薬や風邪薬も副作用があります。
だから眠れないからといって、多用するのは危険です。
できるならば、まずは薬に頼らないで眠れるような環境作りを、意識するようにしてみてください。
- 就寝1時間前はスマホを見るのをやめる
- 就寝前に好きな音楽を聴いたり、本を読んでリラックスする
- 就寝前にホットミルクを飲んでリラックスする
- 適度な運動をする
- お酒やたばこを控える
- 睡眠に必要な成分が含んだ食事をとる
こういったことを日頃、意識するように生活するだけで、だいぶ変わってくるでしょう。
特に効果があるのが、睡眠に必要な成分が含まれた食材を食べることです。
睡眠に必要な成分とは?
睡眠に必要な成分というものがあります。
これが不足していると、うまく夜寝付けなくなることがあります。
それはトリプトファンという成分。
このトリプトファンは、眠りに必要な脳内物質セロトニンを、多く作りだす原料になります。
トリプトファンは主に、肉や魚に含まれています。
最近、肉や魚が不足しているという人は、少し意識的に食べるようにしてみてください。
もしダイエットなどをしている人や、ベジタリアンの人で肉や魚を食べることができないという人は、トリプトファンをサプリメントで摂取するとよいでしょう。
「ネムリス」という睡眠サプリは、睡眠に必要な成分トリプトファンをはじめ、セロトニンを作り出すのに必要なビタミンB6を、効率よく摂ることができます。
毎日、バランスのとれた食事をとることができないという人は、こういった睡眠に必要な成分が含まれたサプリメントを利用するとよいですよ。
睡眠成分セロトニンの原料となるトリプトファンが簡単に摂れるサプリメント「ネムリス」について詳しく知りたい方は、こちらのホームページをご覧ください。